“いい大学、いい会社”が幸せとは限らない、でもレールの外れ方がわからない。無謀なチャレンジではなく、視野を広げる冒険として複業(副業)をはじめよう〜複業(副業)女性社長ブログ・株式会社Cannpass

こんにちは。株式会社Cannpass代表の山崎春奈です。私は会社員として外資系メーカーに勤務しながら、複業(副業)で広報・PRを軸にした事業を展開する会社を経営しています。複業(副業)社長ということですね。


事業を通じて人材育成を行っていることと、私自身がパラレルキャリアを歩んできた経験を持っていることから、キャリアや働き方に関するご相談をうけることも少なくありません。


今回は「“いい大学、いい会社”のレールを歩み、周囲の期待に応えてきたけど、本当に自分はこのままでいいのだろうか……」という悩みや葛藤と向き合っている方が、自分なりの答えを見つけるヒントを、私の経験も踏まえてお伝えできればと思います。

“将来安泰”と周囲から言われていた会社を、新卒2年半で転職

最初に、少しだけ私の話をさせてください。

私は外国語系の国立大学を卒業した後、いわゆる典型的な日本の就活システムの中で、自分が名前を知っている企業の選考を受けていました。当時の私には、それしか選択肢がわからなかったのだと思います。


結局、日系の大手石油メーカーへ新卒で入社しました。周囲からは“将来安泰”と言われるような企業で、社員も定年退職まで勤めるのが当たり前という方が多かったです。


たくさんの貴重な経験をさせてもらいましたが、年功序列の日本的文化に違和感を感じて、約2年半で転職。

若手のうちにその会社を辞める人は当時ほとんどいなかったので、「寿退社ですか?」と聞かれたりしました(笑)。


転職後しばらくしてから、個人で仕事ができる力を身につけたいという思いで、会社以外での勉強や経験を増やし、PRライターの複業(副業)にたどり着きました。

その後、2回目の転職をして、外資系メーカー勤務とPRライターの複業(副業)というパラレルキャリアがスタート。


このあたりの経緯は長くなってしまうので、ご興味ある方は、こちらの取材記事をご一読いただければ幸いです。

私が会社員として勤めてきた会社3社とも、それなりの規模の会社なので、周囲からは、きっと今でも“いい大学、いい会社”の延長にいると思われることが多いのではないかと思います。


ただ、私の中では、1社目を飛び出したときが、まず大きな変化でした。

あの時、勇気を持って飛び出したことで、“井の中の蛙”だった私は、広い海の世界を知る冒険へと少しずつ進んでいきました。


人の期待に応えるばかりの人生ではなく、“自分の人生”を生きたい

きっと私のように、いわゆる“いい大学、いい会社”のレールの上を歩んでいる人の中には、周囲の期待に応えることを無意識に重視してきた方が少なくないのではないでしょうか。


家族や友人などから、期待される「自分像」を演じなければいけないと思っているのかもしれません。


本当の自分がよくわからない、自分が何をやりたいかわからない。だから、人の期待に応える方が楽なのかもしれません

でも、周囲の期待に応えることばかりに従っていると、漠然と「このままでいいのかな」と葛藤や悩みが、ぼんやりと、じわじわと、自分の中に居座っている感覚になるのではないでしょうか。少なくとも、私はそうでした。


今でも、それが完全になくなったわけではないですが、複業(副業)をはじめてから、少しずつ、人の期待に応えるばかりではなく、「自分の人生を生きよう」と思うようになりました。

そのために、何を経験すべきか、どんな力を身につけるべきか。ゴールからの逆算を考えて動くようになりました。


もし、これを読んでくださっているあなたも、「周囲の期待に応えることに疲れはじめている」と気づいているなら、広い海を見てみませんか?


あんなところに島がある。行ってみよう。

こんな生活をしている人がいるんだ。

なるほど、自分が住んでいた世界とルールが違うのか。


そんな旅の気づきのように、ライフスタイル、働き方、人、仕事の業界・職種、お金や時間の種類や価値観など、今まで自分が「こうでなければいけない」と思っていた世界が、狭い世界だったと気づくきっかけがたくさんあるはず。


「井の中の蛙」から広い海の冒険へ。複業(副業)という選択肢

自分にとって「自分の人生を生きる」とは何かという材料集めをするために、広い海を見る。それは、具体的に何をすればいいのでしょう。


もちろん正解はないですし、人によってきっかけは異なることもあれば、向き不向きもあります。


私の場合は、個人で仕事をできるスキルを身につけるために、未経験からでしたがPRライターの複業(副業)をはじめ、その後は広報・PRに関わる業務全般や人材育成に関わる事業を展開するに至りました。


つまり、複業(副業)という形で、会社員とは別の業界・職種を経験し、個人で仕事をできるレベルにまで経験・スキルを積みあげられたことが、私にとっては、広い海を見る一歩になったんです。別の人生の扉が開かれたような感覚でした。


というのも、私は性格的に、かなり慎重派。いきなり海に飛び込むのが怖かったんです。溺れちゃうかもしれない、サメに襲われるかもしれない、リスクを考え出したらキリがないのですが、未知のものは怖いんですよね。

それでもいきなり飛び込める人は、「周囲の期待に応える」ことから離れられなくて悩むということは、起こりにくいのではないかと個人的には思っています。


私のように、いきなり海に飛び込めない、でも広い海の世界に出てみたい。


そんな人は、まずはボートに乗った状態でいいから、広い海に出て冒険してみる。

気になる島があったら上陸してみるもよし、浮き輪を持って海に入ってみるもよし。


命綱をつけた状態で冒険する。それが、私にとっては、まさに複業(副業)だったんです。

私がここで言う複業(副業)とは、お小遣い稼ぎ・副収入目的の副業ではなく、自分のスキルアップやキャリアアップのために複業(副業)です。

このまま“いい大学、いい会社”のレールにいたままでいいのかな。そんな疑問を持ちながら、どうしたらいいかわからない。


そんな方は、ぜひ、自分の視野を広げる複業(副業)にチャレンジしてみるのもいいのではないでしょうか。


<関連情報>

Cannpassが運営するウェブメディア「is Closet」

is Closet キャリア連載記事「複業(副業)・フリーランス初心者はどうやってキャリアアップできる?フィードバックをもらい実績作りができる環境を選ぼう」


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